コラム

【調査】小売現場の定着率を左右するのは給与だけではない|鍵は「シフト柔軟性」と外部パートナー活用

「求人を出しても応募が集まらない」「採用してもすぐに辞めてしまう」

小売企業の人事・店舗運営に携わる方から、よく寄せられるお悩みです。

スーパー、コンビニ、デパ地下、アパレル。売場に立つスタッフの確保と定着は、いまや小売業の経営における最重要課題のひとつです。採用しても定着しない、繁忙期に人が足りない、特定のスタッフに依存してしまう。こうした課題を抱える企業は少なくありません。

打ち手を考えるうえで欠かせないのが、実際に売場で働く人材が「何に不満を持ち、どうすれば働き続けるのか」という現場の本音です。

そこで流通・小売業界に特化した人材派遣を手がける株式会社エムアールエスは、株式会社NEXER Groupと共同で、流通・小売業界で働いた経験がある全国の男女100名を対象に「流通・小売業界での働き方・人材派遣」に関するアンケート調査を実施しました。

本記事では調査結果をもとに、小売現場のスタッフが「働き続けられる職場」に何を求めているのかを整理し、店舗運営体制を見直すためのポイントを解説します。

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1.小売の仕事を選ぶきっかけは「通いやすさ」が47.0%

流通・小売の仕事を選んだ理由・きっかけの調査結果グラフ


まず、流通・小売の仕事を選んだ理由やきっかけを聞いたところ、最も多かったのは「場所が通いやすかった」で47.0%でした。

次いで「未経験でも始めやすい」が24.0%、「シフトの自由度が高い・都合に合わせやすい」が20.0%、「すぐに採用が決まった・採用されやすい」が19.0%と続きます。

上位に並んだのは、通いやすさや、始めるまでのハードルの低さでした。特別な資格や経験がなくても始められる点は、採用面での大きな強みといえます。

しかし「入りやすい」ということは、裏を返せば「他の職場にも移りやすい」ということでもあります。採用しやすいからといって定着への対策を後回しにすると、入社しては辞める状態を繰り返し、採用コストだけが積み上がっていきます。

実際の自由回答でも、「家から近いことと、事務は嫌だったから」(20代・女性)、「空いた時間に働ける」(30代・男性)、「自宅から通いやすい所に店があったのと、時給の高い夜勤がコンビニにあるから」(40代・男性)など、生活とのバランスを重視する声が目立ちました。

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2.働くうえでの不安・課題は「立ち仕事・体力的にきつい」が39.0%

流通・小売で働くうえで不安や課題に感じていることの調査結果グラフ


流通・小売で働くうえで不安や課題に感じている(感じていた)ことを聞いたところ、最も多かったのは「立ち仕事・体力的にきつい」で39.0%でした。

次いで「土日祝・年末年始に休みにくい」が38.0%、「給与・時給が低い」が31.0%と続きます。

体への負担、休みの取りにくさ、給与水準は、いずれも離職のきっかけになりやすい要素です。

とくに注目したいのは、「休日に電話が掛かってきたり休日出勤等、常に人不足」(30代・女性)、「シフトの融通が利かない」(30代・男性)といった声です。

給与を引き上げるには相応の原資が必要ですが、シフトの組み方、人員配置、繁忙期の応援体制は、店舗運営の工夫によって改善できる余地があります。

人手が不足すると一人あたりの負担が増え、その負担がさらに離職を招く。この悪循環を断ち切ることが、定着率改善の出発点になります。

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3.繁忙期の受け止め方は、スタッフによって大きく異なる

繁忙期の勤務についてどう感じるかの調査結果グラフ


年末年始やお盆、セールやイベントなど、いわゆる繁忙期の勤務について聞いたところ、最も多かったのは「大変だが仕方がないと思う」で33.0%。次いで「忙しいが、やりがいや達成感がある」が25.0%、「できれば避けたい・休みたい」が23.0%、「負担が大きく、つらい」が12.0%という結果でした。

注目すべきは、「やりがいを感じる人」と「できれば避けたい人」がほぼ同数で存在する点です。

「人が多いと売り上げをあげやすいので楽しい」(30代・女性)という声がある一方で、「プライベートを優先したいから」(40代・女性)という声もあります。全員に同じ働き方を求めるのではなく、志向や状況に応じた配置・シフト設計が求められます。

繁忙期は売上を最大化できる時期ですが、既存スタッフに無理を強いれば、繁忙期そのものが離職の引き金になりかねません。繁忙期こそ、外部人材も含めて必要な人数を確保し、販売機会の損失と離職リスクを同時に防ぐという発想が有効です。

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4.「人材派遣」は嫌われていない。ただ、知られていない

人材派遣という雇用形態へのイメージの調査結果グラフ


「人材派遣」という雇用形態へのイメージを聞いたところ、「良いイメージ」が3.0%、「どちらかといえば良いイメージ」が11.0%。一方で「どちらともいえない」が65.0%、「あまりイメージがわかない・よく分からない」が21.0%となりました。

ここで重要なのは、明確に「悪いイメージ」を持つ人はいなかったという点です。

多くが「どちらともいえない」「よく分からない」と答えているのは、人材派遣そのものが敬遠されているのではなく、その仕組みや働き方が十分に知られていないことを示しています。

働く側に知られていないということは、企業側でも活用方法が十分に理解されていない可能性があります。派遣は「人手を埋める手段」にとどまらず、既存スタッフの負担を軽減し、店舗運営を支える選択肢のひとつです。

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5.派遣会社に求められるのは「一人で抱え込ませない」サポート

派遣会社にあってほしいサポートや研修の調査結果グラフ


派遣会社に「あってよかった・あってほしい」と思うサポートや研修を聞いたところ、最も多かったのは「給与・待遇の交渉サポート」で36.0%でした。

次いで「仕事の悩みを相談できる担当者・窓口」が34.0%、「職場でのトラブル・ハラスメント対応のサポート」が31.0%、「就業前の実務・接客研修」が28.0%と続きます。

求められているのは、「困ったときに一人で抱え込まずに済む環境」です。

これは企業が派遣を活用するメリットとも重なります。給与・待遇の交渉、就業中の悩み相談、トラブルやハラスメントへの対応、就業前研修。直接雇用であれば、これらはすべて店長や人事担当者が担うことになります。

こうした対応を業界に精通した派遣会社が担うことで、店舗は店舗運営に、人事は本来の人材戦略に集中できます。

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6.長く続けられる職場に必要なのは、給与だけではない

長く続けられる職場にするために必要だと思うことの調査結果グラフ


流通・小売の仕事を「長く続けられる職場」にするために必要だと思うことを聞いたところ、最も多かったのは「給与・時給の改善」で61.0%でした。

次いで「良好な人間関係・職場の雰囲気」が46.0%、「シフトの柔軟さ・希望の通りやすさ」と「十分な人員・人手不足の解消」がともに45.0%、「休みの取りやすさ(土日祝・連休)」が41.0%と続きます。

6割を超える人が給与を挙げた一方で、その後には「人間関係」「シフト」「人員」といった働く環境の項目が僅差で並びます。

給与を大きく引き上げるには原資が必要ですが、人間関係・シフトの柔軟さ・人員体制は、店舗運営の見直しや外部人材の活用によって改善できる可能性があります。

十分な人数を確保できれば、一人あたりの負担が減り、希望に沿ったシフトが組みやすくなります。結果として職場の雰囲気も改善しやすくなる。まず人員体制を整えることが、複数の課題をまとめて動かす起点になります。

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7.まとめ|定着率向上と売上機会の最大化を両立する店舗運営体制へ


今回の調査から見えてきたのは、小売現場のスタッフが求めているのは単純な昇給だけではなく、「シフトの柔軟性」「良好な人間関係」「十分な人員配置」といった働きやすい環境だという点です。

繁忙期の人員不足と、それに伴う既存スタッフへの負荷増大は、さらなる離職を招く負のループを生みます。採用・教育・シフト管理のすべてを店舗側で抱え込むことは、店長・エリアマネージャーの大きな負担となり、本質的な店舗改善の妨げにもなります。

解決の鍵は、小売業に特化した外部パートナーの戦略的な活用です。現場ノウハウを持つ人材派遣会社を活用することで、教育コストを抑えながら繁忙期の販売機会ロスを防ぎ、自社スタッフの定着率向上につなげることができます。

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8.調査概要


・調査名:流通・小売業界での働き方・人材派遣に関するアンケート
・調査手法:インターネットでのアンケート
・調査期間:2026年8月12日〜8月20日
・調査対象者:事前調査で「流通・小売業界で働いた経験がある」と回答した全国の男女
・有効回答:100サンプル
・調査主体:株式会社エムアールエス/株式会社NEXER Group

※原則として小数点以下第2位を四捨五入して表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

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9.自社の人員体制を、一度整理してみませんか?


もし現在、

・求人を出しても応募が集まらない
・店舗の欠員が慢性化している
・繁忙期に必要な人数を確保できない
・店長・エリアマネージャーが採用に時間を取られている
・採用しても早期退職が多い
・店舗ごとに人員不足の状況が違う

といった課題を抱えているのであれば、一度、自社の人員体制と定着率を整理してみてはいかがでしょうか。

【無料相談・資料ダウンロード】

「どこから手をつけるべきか分からない」という段階でもご相談いただけます。


https://mrs-os.co.jp/contact/

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【エムアールエスについて】


社名:株式会社エムアールエス
所在地:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-18-20 代々木フォレストビル6階
代表取締役:河原 郁夫
Tel:03-5315-4890
URL:https://mrs-os.co.jp/
事業内容:小売業特化の人材派遣。創業以来、スーパーマーケットやホームセンター百貨店などの小売業に特化し、即戦力となる人材の派遣を展開。業界特化型の手厚いフォロー体制により、店舗の省力化・売上最大化・人手不足解消を強力にバックアップします。

【株式会社NEXER Groupについて】


本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
URL:https://www.nexer.co.jp
事業内容:SEO、Webブランディング、Web広告、サイト制作、メディア